供養コンシェルジュへの道

ご遺族様の「想い」に寄り添うために…

produce by 想いの時

ご遺族様の「想い」に寄り添うために…

ご飯ですよ!(供養)

2013年6月28日 16:40

ご飯とお水、お茶をお供えし、焼香 
”チーン チーン“
「おじいちゃん、おばあちゃん、ご先祖様。おはようございます。
 今日も一日 みんなが無事に過ごせますように見守ってください。」
                           

ここから私の毎日は始まります。
子供のころから仏様のいる生活で、
祖母、母が毎朝お供えしているのを見ていたため 
当然のように引き継ぎ 日課となっています。
                           

仏具について 教えていただいているときに、
ひとり暮らしの方や 新しく仏様のできたお宅で 
仏具やお供えについて聞かれたり、説明するときには
「お水かお茶は 毎朝お供えしてください。
 ご飯は決して新しいご飯でなくても大丈夫です。ご自身の食べるものを
パンでも、麺でも なんでも少し分けてお供えすればよいのですよ。
 少ししたら さげて自分で食べてもいいのですよ。」
と、毎日のお供えが 負担にならないようお答えしていると教えていただきました。
                                 

そーですよね! 目から鱗でした。
毎朝パンを食べていたのに 仏様になったとたんにご飯を供えられても
ビックリしているかもしれませんよね。
生前好きだったもの、いつも食べていたものの方が 喜んで下さるかもしれません。
「はい。ご飯ですよ」と 生前と同じようにしていた方がうれしいのかもしれません
                             
                                       
そういえば幼いころ、果物などいただいたときには、お仏壇に
「じいちゃん、どうぞ」 チーン!
「もう食べた?いただきます!」
と、やっていたのを 思い出します。
                  

型にはまった供養だけが 正しいとは限りません。
その人、その家族で いろんな形があって当然なのですから。
                        

供養=想い なのだから。
と改めて感じたお話でした。
                         まだまだ 学び真最中 猪瀬