散骨のタイミング
2013年5月22日 15:26
海洋散骨を申込みになられたお宅へ同行してきました。
散骨はご遺骨のままでは出来ないので、パウダーの状態(粉骨)にするために
ご遺骨をお預かりに伺いました。
一般的に、お墓に納骨するタイミングは、七七日(四十九日)の法要を機会にされることが多いようですが、
散骨の場合、お一人おひとりのタイミングがあるようです。
もちろん七七日の場合もあリますし、長い方は10年以上お手元で供養されていて、
散骨されることもあるとのこと。
お預かりの際おはなしを聞かせていただくと、
「 この散骨を、私たちが出発するセレモニーにしたいの」
とA様。 B様は、
「 ひとりになり、はじめはねむれないとこもあったが、この散骨を選ぶために家族が集まる機会が増えた。
今は趣味のスポーツも再開し頑張っている。」
と、ご子息、お孫様とお会いするのを楽しみにしていることや、これからの生きがいをお話下さいました。
想いの整理がついたから、整理をしてここから新たに、それぞれの思うタイミングは違うと思いますが、
故人様への想い、思い出を語ることで気持ちが癒されてゆき、
これからのご自身の想いを語ることで 生きがいを感じ 終活のきっかけとなる。
そのわずかな時間だけでも、お話をさせていただき 想いや人生を共有し、一緒に供養させていただく。
そんな繋がりも大切と感じました。
まだまだ 学び真最中 猪瀬